固定資産税路線価とは

固定資産税路線価とは
固定資産税路線価とは、固定資産税を算出するために使用される数値です。
具体的には、固定資産税の額を計算するときに、この路線価を基にして算出されます。
固定資産税路線価は、公示価格の70%に基づいて算出され、住んでいる地域の市町村（区の場合は東京都）が3年ごとに公表しています。
固定資産税路線価は、固定資産税の納税額の基準となるだけでなく、不動産取得税や登録免許税、都市計画税などの他の税金の算出にも利用されます。
固定資産税路線価と相続税路線価の違い
「路線価」と聞くと、一般的には相続税路線価をイメージされる方が多いかもしれません。
しかし、固定資産税路線価と相続税路線価は異なる数値です。
相続税路線価は、相続税を算出する際に必要なものであり、その金額自体も固定資産税路線価とは異なります。
具体的には、相続税路線価は公示価格の80%を目安としています。
一方、固定資産税路線価の目安は公示価格の70%です。
両者の算出基準が異なるため、固定資産税路線価を調べる場合は、相続税とは別の視点で考える必要があります。
参考ページ：不動産購入後の固定資産税路線価の調べ方や相続税路線価との違いについて解説！
固定資産税路線価の調べ方
固定資産税路線価は市町村（東京都では区）が算出しています。
実は、固定資産税路線価だけでなく、公示価格や実勢価格、都道府県地価調査価格など、土地の価格を表すたくさんの数値が存在しますが、これらは全て異なる価格を表している点に注意が必要です。
固定資産税路線価を調べる方法として、一般財団法人資産評価システム研究センターの全国地価マップを利用することができます。
具体的な方法としては、まず一般財団法人資産評価システム研究センターの全国地価マップのウェブサイトを開きます。
全国地価マップを利用する手順
まず、検索エンジンで「一般財団法人資産評価システム研究センター」もしくは「全国地価マップ」と検索します。
検索結果から、サイトのリンクにアクセスします。
サイトにアクセスしたら、掲載されているマップ一覧が表示されます。
ここで、「固定資産税路線価等」という項目を探し、それをクリックします。
クリックすると、地域の選択画面が表示されます。
調べたい地域を選択しましょう。
選択した地域をクリックすると、「固定資産税路線価等」の詳細情報が表示されます。
このページには、「全国地価マップご利用にあたって」という内容が掲載されています。
内容を確認したら、同意することを選択しましょう。
すると、日本の地図が表示されます。
この地図上で、地域ごとの地価や路線価などを調べることができます。